years

こんにちは、デザイナーの山﨑です。

先週の日曜日に東京現代美術館に行ってきました。
企画展を目的に行ったのですが、
常設展で思いがけず素敵な作品に出会えたのでその話を。

バルトロメウス・トラウベックの「years」
木の輪切りをレコードに見たてて、
年輪の線を読み取ってピアノの音に変換するという作品です。

くるくると回る年輪のレコードだけでも、
面白いのに、そこから発する音は、
その土地の気候や、日差しを受ける方向や、雨の量、
そんな情報を何十年も詰めた年輪からひとつづつ流れている。
そう思うと、ピアノの音なのに、雨や、木々のざわめきの音にも
聞こえてくるので不思議です。

もし輪切りの年輪が並ぶレコード屋さんがあったら
色とか匂いとか、育った場所とか。
そんなものも基準に選べるなと。心の踊る作品でした。

「戦後美術クローズアップ」
東京現代美術館で10月12日まで

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ONの本棚を紹介する「ON棚」第2回